薪窯のふしぎ

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このお月さまは別々のものではなくて、ひとつのものの裏表だ。

薪窯焼成すると、火の通り道や火の当たり方、灰のかぶり方で色が変わる。

 

釉薬はかけておらず、白土(若干の鉄分は含んでいる)の焼締なのだが、お月さまのような色合いになってほんとうにびっくりした。

 

薪の灰と、もしかしたら埋め込んだ小さな水晶のかけらやホッチキスの針が関係しているのかもしれない。

素焼きせず生の状態で入れたのだが、それも何かには関わりがあるかもれしれない。

 

薪を投げ入れる近くか、部屋の奥か、上の方か下の方か、そのものの前にはものがあるか、多くのことが重なって、ふしぎなことが起きる。

 

 

昔は窯太郎と呼ばれた窯を焚く専門の人がいて、そんなひとたちは窯を生きもののように感じていたと聞く。

 

薪窯、もっとやってみたい。