鋳込でつくるマグカップを考える
鋳込という技法がある。
原型から石膏で外型をつくり、そこへ泥漿を流し込んでかたちにする。
石膏は水を吸うので泥を流し込んで時間を置くと石膏と接する面に泥の壁みたいなのができるのだ。
壁が適切な厚みになったら残りの泥は流してしまう。
鋳込の技法は、ろくろではつくれない形、つくれたとしても時間がかかりすぎる形に向いている。
同心円じゃなかったり表面に装飾があったりするものなど。
そんな鋳込をつかってマグカップをつくる課題なのだけれど、マグカップを普段使いしないせいにしたいぐらい、血迷っている。
石膏という素材ともまだ全然なかよくなれない。
デザインというのは、一体どこから生まれるのだろう。